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ビッグマックが教えてくれる!?適正為替水準
2010/09/24(Fri)
ビッグマックが教えてくれる!?適正為替水準

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1995年、円ドルレートは79円の最高値をつけました。

単純に当時の為替レートと現在のレートを比べますと、既に当時と並ぶレベルまで円高は進んでおり、

日本の輸出産業にとって相当厳しいレベルに達しているという見方ができるわけですが、

一方では今の水準こそが適正とも判断できるのです。。。。

皆さんは『ビッグマック指数』という言葉をお聞きになったことはありませんか??

これは各国の経済力を測るための指数で、マクドナルドで販売されているビッグマック1個の価格を比較するという至極単純なもの。

イギリスの経済専門誌『エコノミスト』によって考案されました。

ビッグマックはほぼ全世界で同一品質のものが販売され、原材料費や店舗の光熱費、店員の労働賃金など、

さまざまな要因を元に単価が決定されるため、総合的な購買力の比較に使いやすかった。

これが基準となった主な理由・・・・・とされています。

具体的には、たとえば日本でビッグマックが250円、アメリカで2ドルのときは、250/2=125となり、

1ドル=125円 がビッグマック指数となる。

もしこの時点で、為替レートが1ドル110円だとすると、為替相場はビッグマック指数に比べて円高であり、

この後、125円に向けて円安が進むだろう、などと推理する。。。。

ここに1986年~2010年の世界各国のビッグマック指数が見ることが出来る資料があります。↓
1986-2010 Big Mac Index

例えば1995年当時(仮に1$=85円)を起点に考えてみます。
bm95.jpg


例えば米国で当時$2.32だったビッグマックは、当時の為替レートで円換算すると$2.32×85=197円となりますね。

わが国では、$4.65でおよそ395円・・・確かにこんなもんだったと記憶しています。

ではそれから15年後・・・・
BigMac2010.jpg


2010年の米国のビッグマックは$3.58で約54%も上昇しています。

1986-2010で米国の物価上昇率ははおよそ40%なんで、まあこんなもんでしょう。

一方で日本では・・・・

$3.50なんでおよそ297円。じつに25%も下落しています。

購買力平価説に基づきますと、$3.58と297円が等価になる水準で為替レートは落ち着くはずですから、

現在の円ドルレートは

297÷3.58=82.9、即ち 1$=82.9円ということになるわけです。

従って現在の円ドルレート(1$=85-83円)は、理論値である1$=82.9円に接近しているだけであり、

ある意味では適正なのです・・・・(;´Д`A ```

でもまあ、所詮はビッグマックです(笑)

国ごとの事情で価格を決める要素が多様化していています。

たとえば、アメリカと違って日本では牛丼なんかが超強力なライバルなので、いやでも値下げせざるを得ません。

ビッグマックの価格だけで判断するのはあまりに早計であることは事実です。

例えば、石油大国でありながらサウジアラビアとクエートのビッグマックの値段は両極端で、

サウジアラビアが約70円強なのに対してクエートでは約800円弱と10倍以上。。。。

これはサウジアラビアのマクドナルドが国の補助金を受けているために極端に安いのに対して、

材料のほとんど全てを輸入に頼っていて食料品価格の平均が高いクエートでは高くなるためで、

先進国以外では経済指標として機能しない場合もあるのです。

ビッグマック指数とはこの程度のものなのです・・・www。

では、何が言いたいのか?

私が言いたいのは、一面的な物事の見方や単純比較では事の本質は見えてこないということです。

単純に1995年と2010年の為替レートだけを単純比較して、「円高だ~大変だ!!」と叫ぶマスコミに胡散臭さを感じるのです。

そもそも為替レートだけの比較が幼稚くさい。

対米円高なのか、すべての通貨に対しての独歩円高なのか・・・だけでも相当に意味合いが異なりますし、

国内の物価推移や輸出入のバランス、アジアや欧州、その他の新興国との貿易関係も加味しなければ本当の影響は計り知れないのです。

ごく身近な例でいえば、

「年収が10年前より2割も下がった!大変だ!!死ぬよ~!!」と叫んでいるのを聞けば,

「それは大変ですね!生活厳しくなりますね!?」・・・となりますが、

よくよく調べると、実は、物価が5割も下がっていたならどうでしょうか?

むしろ購買力は上がっていて生活は豊かになっている可能性があります。

まあ、この例も単純で、各人の貯蓄や負債の有無など諸々あり比較は難しいのですが、

物事を一面的評価で比較することの「愚」を理解していただきたいのです。



また、今回の局面では円高で恩恵をうける輸入企業や個人の存在はほぼ完全に無視しています。

これも怪しい・・・。

どうしても、円高は悪い→国家的危機→為替介入やむなし!!・・・の世論醸成したいみたいですね。

ますます怪しい・・・。


以前にもブログで取り上げた消費税の問題でもそうですが、

他国とうわべの数字(消費税率)だけを単純比較して、“わが国の消費税は世界的に低い!!”とうのはウソです。
*内容が重複するのでここでは割愛します。詳しくは過去ブログ(雑文コラム参照してください)

昔からの大衆煽動の常道として、

「ひとつの事実だけをフォーカスして喧伝し、残りの事実は黙殺する」というテクニックがあります。

ナチスドイツもよくやってました。

ああ、あとコイズミなんとかいうやつもやってましたねww

これによって、ウソは言わなくても結果的にウソを言ったのと同じ効果が期待できるのです。

確かに、喧伝するその1点にはウソがないので当然リアリティがあり、ツッコミどころがなく皆が信用します。

でも、いつの間にやら誤った方向へ導かれる・・・。

なぜか??

喧伝されない方の多数事実にこそ、重要な要諦があるからです。

これって怖くないですか???


今回の為替介入もなんか胡散臭いと思える今日この頃です。。。。。

つまりは、米国と大企業への合法的な所得移転だということです。

前回の介入のときも、結果的に国民資産を5兆円もふっとばしていますし・・・・。

みのもんたや古舘伊知郎なんかが懸命に煽っているのが余計にアヤシイですワ(笑)


今日はこのへんで。。。。。I'm loven'it(^^)


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